宵々山とオペル

今日から京都は 祇園祭り 宵々山です。大昔からブログを見ていた方は 又その話か？と言われてしまいますが、実家の家業は 三条室町のレストランでした、本来なら跡継ぎをしなくてはいけないのですが今はレストランならぬ レストアの仕事をしてます。この時期は いつもウェイターのバイトに強制的に駆り出されたのを思い出します。私はこの家業は不向きで嫌で嫌でしょうがない状況でした。もうレストランは戦場で 注文間違えるわ、お客様は怒るわ 釣り銭を間違えるわで、従業員さんも これでは跡継ぎも期待出来なく 長くは働けない事を悟ったと思います。いわばボンクラ息子です(笑)深夜.３時くらいになると宵山の人がまばらになり、ようやく店を閉めて 父親の オペル デプロマートで 烏丸通りを帰る訳です。あの時の記憶は昨日の様に思い出します。この祇園祭りの時期になると 至らぬ私で 家業を継げなかった事を死んだ父親に申し訳無く 思ったりもします。
思い出と その時の車は 忘れる事は出来ませんね、ひと雨降って濡れたアスファルトを滑る様に走った オペル、黒塗りのボンネットに ネオンが踊ってました。いつも僕の人生に車が居てくれて 良かった。ありがとう！